「ログハウスのカフェ」の試作、「お茶をするクマの親子」

「ログハウスのカフェ」が完成するまでには、少々長い道のりがありました。

まずは、初期段階の作品、「お茶をするクマの親子」を紹介します。

陶芸教室では、ログハウスのような作品を作った方がいなかったので、

手探りでスタートしました。

たたら(板状陶土)で作った床の上に、紐づくりで作ったログをドベで接着しながら積み上げました。

しかし、素焼きをすると、かなり歪んでしまいました。

床が反っています。
ログもテーブルも歪んでいます。
今見ると不安定な構造をしており、いつ倒壊してもおかしくない状態でした。

これは、大きな改良が必要だという事で、

すでに完成していたクマの親子を、シンプルな土台の上にテーブルと椅子を置いて座らせました。

屋外の芝生の上に、木製のテーブルや椅子に座っているイメージにしたかったのですが、

選んだ陶土と釉薬がイメージに合っておらず、

目指していた質感にはなりませんでした。

クマの親子の雰囲気が気に入っていたので、残念に思いました。

ちなみに、こちらの作品は、陶芸教室主催の展示即売会に出品して,

お嫁に行きました(笑)。

ついに、「ログハウスのカフェ」が完成する

~たたらの歪みを予防する方法とは~

その後、再びログハウス作りに挑戦しました。

まず、前回失敗してしまった「床の歪み」の改良に取り掛かりました。

ベテラン会員さんから、たたらの歪みを予防する方法がある事を教わりました。

その方法は、「床に見立てたたたらが加工できるくらいに乾燥したら、

裏返して1~2mmの溝を何本か入れる」というものでした。

溝は、かきべらか彫刻刀で入れていきます。

~ログハウスの倒壊を防ぐ工夫~

初めは、前回同様に、ひも状の陶土を積み上げる方法で作りました。

すると、角度を替えてみるとだいぶ隙間が空いていました。

そして、これが致命傷となり、以下のように倒壊してしまいました。

”やっと成形が終わった~”という次の瞬間にバタッ!と壁が倒壊したので、

かなりショックでした。

後日、気を取り直して1から成形しました。

今度は倒壊を防ぐために、ログ1本1本をカンナで削るように平らにしてから積み上げました。

また、ログのコーナーをがっちりと組み上げました。

そして、ログの端の部分には、新たに小さなログを作り組み上げました。

かなり丈夫な構造となり、これで倒壊の危険は無くなりました。

こうして、着想から7カ月後にようやく「ログハウスのカフェ」が完成しました。

おわりに

お読みいただき、ありがとうございました。

私の通う陶芸教室では新人さんに対して、

「失敗しないと上手くならないから、いっぱい失敗して下さい」と言っています。

本当にその通りだなぁと思います。

自分なりに試行錯誤をして、失敗もする。

失敗をして初めて自分に何が足りなったのかが見えてきます。

そして、誰に、何を教われば良いかも具体的に出てきます。

そうやって、トライ&エラーを繰り返しながら、1歩1歩上達していくのでしょうね。

私も、1歩1歩成長していきたいと思います。

次回は、作品名「大きな木の丘」の作陶秘話をお伝えしたいと思います。