はじめに
今回は、2025年12月に制作した「子グマと犬の犬小屋」についてお伝えしたいと思います。
まずは、作陶のきっかけとなったエピソードから・・・
家の外にある ちょっと大きな犬小屋
Bちゃんは その犬小屋で犬にくるまって寝ました
Bちゃんがぬくもりを感じられる相手 そして
侵入を受けない安全基地
それが犬であり 犬小屋でした
犬がお母さんでした
たとえ親から愛された経験がなくても、
何かから、丸ごとの自分を受け止められた体験が一度でもあれば、
その人の中に種が蒔かれ、
やがて温かい芽が出て、
愛情豊かな人へと成長できる・・・というお話でした。
Bちゃんのそばに、犬がいてくれて良かったなぁと感じました。
そして、このBちゃんを子グマに代えて作陶してみる事にしました。
「子グマと犬の犬小屋」の作陶プロセス
お家の庭に犬小屋があり、
そこに子グマと犬がいる光景をイメージしながら作り始めました。
まずは、メインの一つである「犬小屋」を
「四角い植木鉢の作り方」を応用して作りました。
出来上がってみるとかわいくて、モチベーションも高まりました(笑)
庭なので木も作り、その株もとに花も植えることにしました。


さて、土台は「芝生」にしようと思いたたら板で作りましたが、
お家はどう表現したらいいのだろう・・・と迷いました。
何日か考えていると、風呂上がりに不意にアイデアが浮かびました。
それは、「家の壁に見立てたたたら板を芝生の土台に垂直に立てる」というものでした。
(アイデアというものは面白いもので、考えている時は出てこないのに、
浴室やトイレ、寝室など普段の生活場面で不意に出てきたりします。
あと、何も考えずにぼ~と散歩している時にひらめく・・・とか聞きますね。)
さっそくたたら板で壁を作りましたが、
たたら板を立てて成形するのは難しく、乾燥と共に反ってきてしまいました。
先生にアドバイスを頂き、慌てて裏側に溝を入れてみましたが、
反りを食い止める事は出来ませんでした。
壁の前に犬小屋と木を配置するとあまり気にならなくなったので、
今回はこれで良しとしました。


いよいよラストスパートです。
主役の子グマと犬を作ります。
子グマは、安心しきった表情で
大好きな犬のお母さんにぴったりと身を寄せている・・・
犬は、そんな子グマを温かい表情で
丸ごと受け止めている・・・
そのようにイメージしながら作りました。
そして、空いているスペースに犬の食器とジョーロを置きました。



窯出し直後の第一印象は、喜びではなく、違和感でした。
芝生やジョーロの色や質感がおかしい・・・と感じました。
失敗の原因は、釉薬の入った下絵具で仕上げた事でした。
本来マットな質感である芝生やジョーロが、
ガラスのようになってしまいました。
また、芝生の”草感”がヘラで描いた線では表現できませんでした。
どうやったら草が表現出来るのか現在もわからず、課題となっております。
良い方法をご存じの方がいらっしゃったら、教えて頂きたいです(笑)
おわりに
お読みいただき、ありがとうございました。
まだまだ未熟ではありますが、
「子グマと犬の犬小屋」の作陶を通して
心に響くような作品を作れるようになりたい、という
思いが強くなりました。
次回は、2026年1月制作の
「薪ストーブのショールーム」についてお伝えしたいと思います。